降雪シーズンが終わり、この時期多くなるのが車のタイヤ交換です。大型連休も控える中、安全に運転するため交換時の注意点を専門業者に聞きました。

【記者リポート】
「春を迎えると必要になるのが冬用タイヤの交換です。こちらの店でも急ピッチで客への対応に追われています」

4月12日、新潟県燕市のタイヤ販売店で行われていたのは冬用タイヤの交換です。例年、この時期に交換する客が増え、多い時は一日に40台〜50台ほど対応しています。

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「雪が結構続いたりして、そのタイミングで交換できなかったお客様とかが一気に来られている」

一方、車のタイヤをめぐっては3月、新潟市秋葉区で大型トラックからタイヤが脱落する事故が発生。

県外でも去年、脱落したタイヤが4歳の女の子に直撃する事故があるなどタイヤの取り扱い次第では大きな事故につながりかねません。

特に注意が必要なのは、タイヤを自分で交換する場合ですが、まず大事なのが…

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「この溝の中にある、出っ張っている部分。ここに大体スリップサインというものがついている」

交換するタイヤの溝がすり減っていたり、ひび割れていたりしないか、タイヤの状態を確認。

また、ジャッキアップは作業中の事故を防ぐため、車ごとに決められた箇所で行います。

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「2本一気にやりたいから真ん中で上げちゃえとか、ここ以外でやってしまうと車重のかかり方があまりよくない。どちらかに車が傾いて事故とかもあると思う」

準備ができたら、タイヤ交換です。

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「締めつけしめトルク、数字でわかる道具とかがあるので…」

締めつけが弱すぎても、強すぎてもいけないホイールのナット。ホームセンターなどでも購入できる専用の道具を使い、メーカーごとに決められた強さで締めます。

一方、ホイールとナットの種類が合っていないと、うまく締まらない恐れも。

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「オークションで安いからと(ホイールを)買って、自分でナットも揃えてだと、うまく締まらない可能性が出てくる。せめてナットを買うときにだけはホイールを持っていって、販売店に聞いて、そちらで買うほうがよい」

Q.整備していて、そういう車もある?
「ある。非常に危ないなと思いつつ、お客さんには声をかけさせていただくんですけど…」

大型連休が控えるなど車で出かける機会も増えるこれからの時期。

【タイヤ天国 土田吏希アドバイザー】
「遠出する前とかに一度、専門店に寄って点検していただくといいのかなと思う」

楽しく過ごすためにも注意点を守って、車を整備・点検することが重要です。