新潟県内で15人が犠牲になった7.13水害から今年で20年です。出水期を前に長岡市の小学校などでは信濃川で氾濫の恐れがあることを想定し、保護者に児童を引き渡す訓練が行われました。

5月23日、新潟大学附属長岡小学校などで行われた保護者への児童の引き渡し訓練。

信濃川が氾濫する恐れがあることを知らせる早期警戒情報が発表されことを想定しました。

【記者リポート】
「今回の訓練では、児童がまだ校内にいることから、その児童を迎えに来るよう保護者宛てに一斉メールを流して連絡します」

早期警戒情報が発表された場合、氾濫の危険性が高まるまでには5時間〜6時間ほどあります。

この日は職員が学校に迎えに訪れた保護者に児童を引き渡すまでの流れを確認していました。

【保護者】
「(子どもが)大勢いる。混乱しないために道順を事前にお知らせいただいたので、スムーズに動くことができてよかった」

【新潟大学附属長岡小学校 山崎勝之 校長】
「学校の中で様々な状況を想定しながらこうやって練習する。ご指導いただきながら練習するのは本当にいい機会」

この日は新潟大学で危機管理などを研究している田村圭子教授も訓練を視察し、今後、学校と避難対応などについて協議していくということです。