ウクライナ軍は17日、ロシアがウクライナ各地に大規模な攻撃などを行ったと明らかにしました。北部の町では、これまでに15人が死亡しています。

ウクライナ軍によりますと、ロシアはこの24時間でウクライナ各地に向け、2発のミサイル攻撃と64回の空爆を行い、地上からは、軍と人口密集地に向けて、多連装ロケット砲を75回発射したと発表しました。

ロシアと国境を接するチェルニヒウ州の州都では、地元市長が「市のほぼ中心部にロケット弾3発が撃ち込まれた」とSNSに投稿しました。公開された救出活動の映像では、建物が大きく壊れていて、国家警察によるとこれまでに15人が死亡、61人がケガをし6人が行方不明となっています。また、「瓦礫の下にはまだ人がいる」と被害者が増える可能性を示唆しました。

ウクライナ国内の他の地域への攻撃ではミサイルも使われていて、ゼレンスキー大統領は、「防空システムが供与されていれば、このようなことは起こらなかった」と改めて西側諸国に支援を求めました。ゼレンスキー大統領は6日に、「アメリカのパトリオットが25基必要だ」と述べていました。