JR高松駅の商業ビル「TAKAMATSU ORNE(タカマツオルネ)」が、3月22日午前10時にオープンすることが決まりました。テナントは46店舗となり、空きが懸念された区画はほぼ埋まりました。

(JR四国 西牧世博社長)
「素通りをしない駅ビルにしたい。そこで過ごせて、時間を使える駅ビルにしたい」

JR四国の西牧世博社長が2月27日、期待感を語りました。

高松駅に隣接する施設は地上4階建てで、売り場面積は約8800平方メートル。新たに発表されたテナントは、香川の食を提供する店や「珈琲所 コメダ珈琲店」などです。すでに発表されている「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ ブックストア)」や「無印良品」、スーパーの「エースワン」などと合わせ店舗数は46となりました。オープンは3月22日午前10時で、三豊市出身の俳優、要潤さんのトークショーなども予定されています。

(前川裕喜記者)
「TAKAMATSU ORNEの西側には大型クレーンを使って高層の建物が建てられている。徳島文理大学の新しいキャンパスです。そしてORNEの北側は特徴的な屋根を持つ県立アリーナの建設が進んでいる」

このエリアでは、2025年には県立アリーナと徳島文理大学の新しいキャンパス、2027年にはマンダリンオリエンタルホテルのオープンが続きます。

(JR四国 西牧世博社長)
「今後大きなプロジェクトの完成が見込まれているエリアで人々が集い、にぎわいあふれる施設となるべく万全の態勢で開業に臨みたい」

当初、空きが懸念された区画はほぼ埋まりましたが、46店舗のうち7つは期間限定の出店で、最長でゴールデンウィークまでの営業となっています。

(JR四国 西牧世博社長)
「コロナで出店意欲がない中で(交渉を)やってきて、最適な規模の出店・時期として選んだ」

JR四国では「TAKAMATSU ORNE」の年間の売り上げ目標を60億円としていて、松山駅や高知駅の駅ビル開発に向けた試金石に位置付けています。