岡山市が基本計画を示した新しいアリーナの進め方について、大森市長は5月1日、5月中に最終判断する考えを示しました。費用の負担を巡って岡山県との話し合いが成り立たないまま判断の時が迫ります。

(岡山市 大森雅夫市長)
「6月議会に間に合わさないといけない。5月いっぱいで最終判断をしなければならないと思っている」

大森市長が1日の会見で考えを示しました。

岡山市が4月26日に示した基本計画では、JR北長瀬駅近くに約145億円かけて整備することにしていて、メインアリーナは5000席以上を確保します。プロスポーツやコンサートの開催によって県内の経済波及効果は約911億円とされ、県にも整備費用の一部の負担を求めています。

一方、岡山県の伊原木隆太知事は、4月26日の会見で「この段取りでは乗れない」と述べ、「仕切り直し」にも言及しました。

大森市長は6月の補正予算案に計画を盛り込みたい考えですが、2025年、高松市にオープンする香川県立アリーナと違い、まだ県や自治体などが「一丸となっていない」と述べました。