倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道の浦田駅と球場前駅に、臨鉄で使われる車両の絵柄を刻んだマンホールのふたがお目見えした。鉄道ファンらを呼び込む狙い。

 ふたはいずれも直径60センチ。設置場所によって絵柄を変え、浦田駅はひまわりの大輪がラッピングされた「MRT306」形、球場前駅は、満開の桜並木の下を走る「MRT304」形をあしらっている。

 停車した列車とマンホールが一緒に写真に収められるよう、浦田駅はホーム、球場前駅は入り口付近のアスファルトをくり抜いてふたを設置した。

 臨鉄は営業開始50周年に当たる2020年、倉敷市駅など3駅に第1弾として計3種類のふたを設置。鉄道ファンらから好評だったため、第2弾として取り付け駅を増やした。

 ふたを模したプラ板などが付いたキーホルダーも作製。既存のふたを含めた5種類を用意し、倉敷市駅のカプセル玩具販売機で売っている。1回400円。臨鉄の大森史絵主事は「今後も趣向を凝らして利用を促したい」としている。

 問い合わせは臨鉄(086―446―0931)。