岡山市の新アリーナ建設計画について、岡山県が参加しない意向を示し、先行きが不透明となる中、県卓球協会とバレーボール協会が5月24日、早期の建設実現を市に要望しました。

岡山県卓球協会の大森広志会長や県バレーボール協会の竹内雅一理事長らが岡山市役所を訪れ、大森市長に要望書を手渡しました。

要望書では、岡山市北区にある「ジップアリーナ岡山」は利用希望者が多く、プロ・アマチュアを問わず、会場の確保が難しいため、それぞれが思い描く活動ができていないとして新しいアリーナの早期の建設実現を求めています。

市はJR北長瀬駅近くに約145億円かけて新アリーナを建設する計画で、岡山県に費用の一部を負担するよう求めていますが、県は、計画に参加しない意向を示しています。

(岡山県卓球協会 大森広志会長)
「ぜひ岡山県の協力のもとに新しいアリーナができることを望んでいる。」

(岡山県バレーボール協会竹内雅一理事長)
「(計画が)難航しているので少しでもスムーズに運ばたらという思いからこのタイミングで要望した」

新アリーナの建設を巡っては、岡山県バスケットボール協会とハンドボール協会も同様の要望を行っています。