【別府】日本野菜ソムリエ協会(東京)主催の第2回ドレッシング選手権(3月)で、三洋産業(別府市富士見町、中塚茂次社長)の「ノンオイル大分県産かぼすと椎茸のドレッシング」が地域の味ベスト賞を受賞した。県産の材料を使い、従業員が一本ずつ丁寧に手で瓶詰めにした自慢の一品。上位入賞を果たし、関係者は「地産地消にこだわり、地域の魅力を発信し続けたい」と喜んでいる。
 同社はコーヒー関連製品の総合メーカーとして知られ、約20年前から外食事業にも取り組んでいる。
 入賞したドレッシングは同社のプライベートブランド「百膳の夢」の一つで、3年前に商品化した。カボスエキスの酸味とシイタケの果肉のうまみが特長で、ポン酢のように調味料としても使える。
 同社によると、郷土料理のとり天にも合うよう、さっぱりと爽やかな味を目指したという。
 外食産業プロジェクトチーム責任者の賀来裕司さん(43)は「大分の素材を前面に出した商品が評価されてうれしい。多くの人に味わってもらいたい」と話した。
 150ミリリットルで、税込み648円。経営するカフェ「夢珈(ゆめか)」やオンラインショップなどで購入できる。
 問い合わせは夢珈(0977・75・9188)。

<メモ>
 ドレッシング選手権は、調味料の魅力を社会に広めるイベント「調味料選手権」の特別企画として昨年から実施。今回は全国から63点の応募があった。野菜ソムリエらによる1次審査で16点を選出。一般投票などもある最終審査で▽最高金賞 1点▽金賞1点▽銀賞 1点▽銅賞 1点▽地域の味ベスト賞 5点―などを決めた。