沖縄県石垣市内の民間放課後児童クラブ(学童クラブ)で4月22日、小学4年生の男子児童がおやつのマシュマロを喉に詰まらせて意識不明となる事故が起きていたことが分かった。市によると男児は現在も入院中で、意識ははっきりしないという。

 事故が起きたのは午後のおやつの時間帯。関係者によると、この日は市販のマシュマロなどが用意されていた。ただこの男児はもともと飲み込む力が弱く、職員は別に飲み込みやすいおやつを用意していた。

 男児は友達と座っておやつを食べていたが、何らかのいきさつでマシュマロを口に含んでしまい、喉に詰まらせた。近くにいた職員が男児の唇が青ざめていくなどの異変に気付き、119番通報した。救急隊が到着するまでの間にマシュマロを取り出したという。

 市は事故翌日の23日に県へ連絡し、県も同日中に国へ報告。県は25日に県内の児童クラブに事故内容を共有し、おやつを出す場合は子どもの状況や発達段階を踏まえて細心の注意を払うよう通達した。

 市の担当者は「児童の一日も早い回復を心からお祈り申し上げる」とし、児童らの心のケアや再発防止に取り組むとしている。

(八重山支局・矢野悠希)