県内最大の葉たばこの産地である宮古島では台風2号の影響により葉が変色する被害が出ていて出荷ができなくなっています。

▽山城志穂
「本来はこのように黄緑色の葉たばこですが、こちらの畑ではほとんど全てが変色してしまっています」

宮古島の葉たばこ畑では先月末から今月1日にかけて直撃した台風2号で塩害が発生し、葉が変色したり枯れたりする被害が出ています。

県たばこ耕作組合によりますと、こうした葉たばこは出荷することができず宮古島のほとんどの農家が廃棄する作業に追われているということです。

宮古島と多良間島では例年だとあわせて約1000トンの葉たばこが収穫されますが、今年は半分以下になると見込まれています。

長雨の影響で収穫量が大きく減少した去年に続く大打撃で、関係者から落胆の声が聞かれています。