慰霊の日に行われる沖縄全戦没者追悼式で、平和の詩を朗読する宮古高校の生徒が詩に込めた思いを語りました。

平和祈念資料館が取り組む平和メッセージ事業で、今年の詩の部門の最優秀賞に選ばれたのは、宮古高校3年の仲間友佑さんの作品「これから」です。

宮古高校3年仲間友佑さん:
「これから私たちには何ができるかということについても考えたくて、希望を持てる世界であってほしいという思いで『これから』というタイトルにしました」

仲間さんは、沖縄戦が遠い過去の出来事と感じていた中で、現在も世界で戦争や紛争が絶えないことに怒りを感じたことが、詩の制作のきっかけになったと話し、慰霊の日は未来への平和を祈り朗読したいと語りました。

宮古高校3年仲間友佑さん:
「今まで平和を紡いできてくださった皆さんの思いに感謝もそうですし、これからも僕たちが受け継いでいくんだという思いを込めて読みたいと思います」

仲間さんは、6月23日の沖縄全戦没者追悼式で自らの詩を朗読して平和への思いを発信します。