マリンレジャーで気を付けてほしいのが水難事故の原因となる「離岸流」です。
第11管区海上保安本部が離岸流の危険性について注意を呼びかけました。

離岸流は海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする際に発生する潮の速い流れのことです。

糸満市の大度浜海岸は離岸流による事故が多く発生していて、第11管区海上保安本部の職員が色の着いた液体を海に流すと、沖に向かってかなりの速度で潮が流れているのが分かります。

離岸流の速さは毎秒2メートルに達することもあり、人の力で流れに逆らうことは極めて難しく、県内では去年、9人が離岸流に流されうち2人が死亡しています。

第11管区海上保安本部交通安全対策課小坂和彦課長:
「(離岸流は)あまりにも流れが速くて、(岸に)戻れなくて、だんだん体力が削られ、そのうちに水を飲んだりしてパニックになってしまうので非常に危険です」

離岸流に巻き込まれた時は岸と平行に泳ぎ流れから抜け出すことが重要です。

第11管区海上保安本部は、マリンレジャーを楽しむ際はライフジャケットを着用し、スマートフォンを防水パックに入れて携帯するなどして連絡手段を確保するよう呼びかけています。