全方位から「沖縄」が迫ってくる！！ ハイブリッドエンタメ施設「リトルユニバース オキナワ」 イーアス沖縄豊崎にグランドオープン（豊見城市）

360°プロジェクション・マッピングで「沖縄」が迫ってくる！！　デジタル空間演出×ミニチュア×ARと最新テクノロジーが融合したハイブリッドエンタメ施設「リトルユニバース オキナワ」が2024年4月29日、豊見城市にあるイーアス沖縄豊崎にグランドオープンしました。プレイベント期間中に展示されていたミニチュア×ARに加え、大迫力の映像表現が完成し、施設が遂にその全貌を現しました。オープン日に、その姿を確かめに行ってきました！！

受付横に幅11mのビジョン

イーアス沖縄豊崎のアクアリウム棟３階にある「リトルユニバース オキナワ」。施設内に入ると、高さ約３ｍ、横幅約11ｍの巨大ビジョンがお出迎えしてくれます。写真撮影時には、巨大な龍がこれから見る展示内容を少しだけ紹介してくれていました。

受付を済ませて案内されるのが、この前室です。ここで施設の楽しみ方の説明を受けます。この宇宙意思的な存在からの注意事項は二つだけ。「走らないこと」と「注意深く歩くこと」。大事なことなので、ここにも書いておきますね。

前室の説明を終えたら「∞（無限大）トンネル」」へ。進むにつれて、天井が低くなっていきます。非日常の空間が待っていることを、それとなく教えてくれます。

トンネルを抜けると、左手に伸びるのが「かがみのこみち」です。鏡張りの通路に、丸と三角、直線のライトが設置されて、どこまでが通路でどこからが鏡か分からない造りになっています。この感覚はぜひ現場に足を運んで、味わっていただきたいです。

首里城に向かう「冊封使行列」

「かがみのこみち」を抜けると、いよいよミニチュアゾーンに入っていきます。18世紀ごろの首里城周辺と那覇の様子を80分の1スケールで、一部デフォルメも交えながら再現した「琉球王朝」エリアです。幅8m、奥行き4mのエリア内に守礼門や御庭（うなー）、陸続きになる前の那覇などが精巧に再現されています。

建物や木々の細かさに見入っていると、何やら首里城に向かう一行が見えてきました。当時の中国皇帝の使節団「冊封使」が首里城へ向かう「冊封使行列」です。動くものがあると途端に、ミニチュアの世界が生き生きして見えるので、不思議なものです。グランドオープン初日も、来場した皆さんの視線を釘付けにしていました。

３Dスキャンでフィギュアやスタンプ作成

琉球王朝エリアを抜けたら、次は「3Dフォトスタジオ」です。スタジオに備え付けられた最新鋭の3Dスキャナーで撮影したデータを基に、LINEやSNSなどに利用できるスタンプ風動画データの「3Dスタンプ」や動画を撮影しながら自身のアバターをゲームキャラクターのように動かせる「マイアバター」、自身のミニチュアフィギュアを３Dプリンターで作る「フィギュア作成」など最新テクノロジーを使ったさまざまな有料サービスを楽しむことができます。

エヴァンゲリオンのあの場所も再現

3Dフォトスタジオの左手には「エヴァンゲリオン」エリア、約２mのエヴァ初号機がお出迎えです。プレイベント期間中、製作途中の様子しか観られなかったあの村が遂にお目見えです。

シリーズ最終作にあたる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に出てくる「第３村」。映画を観た方なら「おぉ〜」と声を上げてしまいそうです。もちろんプレイベント時から観ることができていた格納庫内のエヴァ初号機もいます。アニメ鑑賞時に感じたリフト・オフ待ちの緊張感が蘇ってきます。

万華鏡の中に入っていく

「エヴァンゲリオン」エリアの横には、今回のグランドオープンで初お目見えになった「ザ・カレイドスコープ」エリアがあります。暗幕をくぐると、カレイドスコープ＝万華鏡の名前の通りに、美しい色や模様が視界一面に広がっています。時間の経過とともに移り変わる模様を眺めていると、何十分でも楽しめそうな気がしてきます。順番を待っている方がいたら、いいタイミングで気持ちよく席を譲りましょうね。

いっぱいに広がるレトロ空間

展示エリアでは最も広い面積を占める「レトロ東京」エリア。1980年代の麻布十番の街並みを再現しています。とにかく広くて、どこか懐かしい街並みを眺めているだけで、何時間でも過ごせそうです。来場された皆さんもこのエリアの滞在時間が最も長かったように見えました。

ミニチュアのそばには、リアルサイズの駄菓子屋さんや水ヨーヨー釣りもあって、お祭り気分が味わえます。

「沖縄」に没入できる空間

「レトロ東京」エリアを抜けて、案内されるのが、このグランドオープンで初お目見えした「RYU-KYU Universe」です。前後左右の壁のみならず床にも映像が投影される360°プロジェクション・マッピングを使って、沖縄のさまざまな場所が映し出されます。視界全てに沖縄の映像が広がり、さらにそれが動いていくので、没入感が尋常ではありません。映像表現のすごさに、観ていて思わず体がのけぞってしまいました。こちらもぜひ、実際に体験していただきたいです。

キッズスペースやショップも

お土産を買えるショップや子どもたちが遊べる「キッズユニバース」、ゆっくり海を眺められるカフェ&バー「リトユニ」も併設されているので、ミニチュア&映像表現の世界をたっぷり堪能した後は、お土産を買ったり、カフェでゆっくりしたり、子どもたちは体を動かして遊んだりすることができます。

「人生の思い出の一ページに」

オープニングセレモニーで、リトルユニバースの藍川眞樹代表取締役CEOは「沖縄からアジアへ、メイド・フォー・アジアを掲げてスタートしたリトルユニバースがようやく皆さまの前に姿を現します。皆さまに夢と感動、希望を与え、人生の思い出の一ページとなるような施設となっているので、ぜひ楽しんでいただきたい」とあいさつし、来場を呼びかけました。

プレイベント時のミニチュア×ARに、デジタル空間演出が追加され、楽しめる要素が何倍にも増した「リトルユニバース オキナワ」。プレイベント時に足を運ばれた方も、「これから」という方もぜひ、フルラインナップの展示をお楽しみください！