去った4月24日、タピスタ(タピック県総ひやごんスタジアム)が歓声に包まれました!
この日行われた試合は、ルヴァンカップ2回戦。相手はJ1所属のガンバ大阪!

少しさかのぼると、3月6日にはJ2所属の藤枝MYFCとの1stラウンド1回戦を2-1で勝利!
みごと初戦突破を果たしました!

そして2回戦はJ1リーグ所属のガンバ大阪と対戦することが決定。
それからというものチームの士気が高まり、リーグ戦はもちろん、これまでに無いほどのポスター告知などのPR作戦で、盛り上がりは一気に高まりました。

熱心に練習に取り組む選手たち

いざ、4月24日の試合当日。
キックオフ時間は19:00。このとき公式戦では初めて、タピスタにJ1リーグのチームを迎え入れるという、FC琉球の歴史に新たな1ページを刻みました。

©FC RYUKYU

私はこの試合で、試合前の監督インタビューと試合時のピッチサイドリポーター、さらに試合後のヒーローインタビューと勝利監督インタビューという大きな役割を任せていただき、ピッチレベルから試合の流れを観ていました。

試合前には気が付かなかったのですが、試合が始まってからスタンドを見渡すと、客席を埋めつくすほど、たくさんのサポーターがピッチを見つめていて、ベンガラ色に染まったスタンドは、本当に美しく、大きなチカラになっている事を感じました。

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前半は、この試合でキャプテンマークを巻き、リーグ戦で3得点(4/22時点)を決めている富所悠選手が先制点を‼︎
結果でチームを引っ張り、会場は大きな歓声に包まれました♪

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後半は、開始早々にガンバ大阪に同点弾を決められ、ギアを上げた相手チームの勢いに圧倒される場面もありました。

しかし、そこで踏ん張り、J1チームに勝利するという夢を叶えたFC琉球‼︎

決勝弾を決めたのは、古巣チームを相手に、リーグ戦で8得点を決めている白井陽斗選手‼︎

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その念願の恩返し弾で、会場は割れんばかりの大歓声に包まれました。まさにその瞬間、奇跡が起きたと感じた方も多いと思います。

実はこの得点シーンの直前、選手交代が行われようとしていました。
スタメンで出場していた増谷幸祐選手は、ベンチでの交代の動きを知ると、ベンチに『まだいける、まだできる』という合図を出したのです。

普通なら、それでもそのまま交代がなされることが多いのですが、監督も何かを察したのか、一旦、交代をせずに様子を見るという異例の采配に。

そして、その次の瞬間に、白井選手の決勝ゴールが生まれたのです。
選手と監督の間にあった信頼が、このゴールを生んだのだと感じました。

そしてその得点を、サポーターを含めた会場にいた全員の思いで守り抜きました!
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間には、みなさん歓喜の涙で溢れていました!

©FC RYUKYU

終了のホイッスルが鳴ったその瞬間、FC琉球はジャイアントキリングを果たし、歴史の1ページを塗り替えたのです。

ルヴァンカップ出場というチャンスを大いに活かし、サッカーの楽しさや生きざまをみせてくれた戦士たち。

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今回の勝利でリーグ戦にも弾みがつくでしょう!
次戦は5月3日(金)14:00からJ3リーグ第12節 カマタマーレ讃岐との一戦。

そして、5月22日(水)にはルヴァンカップ1stラウンド3回戦 セレッソ大阪戦。
再び、J1のチームをタピスタに迎え入れます!

勢いついたFC琉球の熱い戦いを、見守りましょう^_^

試合前に解説の上里一将さん、実況の植草凛さんと記念写真
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