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今回取り上げるのは、味の素株式会社(以下、味の素)によるフードロス削減プロジェクト“＼日本全国　ご当地対抗！フードロス削減／「捨てたもんじゃない！(TM)」グルメグランプリ”。本グランプリを開催する意義や投票結果について紹介する。

日本における2021年度のフードロス量は、年間523万トンで、そのうち一般家庭から出る量は年間244万トンと約47％を占める(※)。食資源は限られている一方で、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品が焼却処分されることでCO2が発生する等、環境負荷の面でも課題になっている。また、昨今の食材価格高騰を受け、家計の観点からもフードロスの削減に関心が高まっている。

そんな中、味の素はフードロス削減につながるレシピの認知を高め、家庭で実践してもらうことを目指して、2024年1月9日から2月29日の期間に “＼日本全国　ご当地対抗！フードロス削減／「捨てたもんじゃない！」グルメグランプリ”を開催。「TOO GOOD TO WASTE 〜捨てたもんじゃない！〜」は、製品の製造過程で発⽣するフードロスの削減や、家庭内でのフードロス削減を⽬標とした活動全般を含む、同社のフードロス削減プロジェクトだ。

■ご当地食材を使い切る全国47都道府県のフードロス削減グルメからNo.1が決定
本グランプリでは、全国47都道府県の自治体と同社が連携し、ご当地食材を無駄なく活用する47レシピを開発し、レシピを活用したグルメに「食べてみたい」「応援したい」などを基準にした一般投票を募集。本グランプリには、全体で25万2634票が集まり、7万2022票を獲得した岩手の「わかめナムルおにぎり」がグランプリに輝いた。

グランプリに輝いた岩手のご当地食材・わかめを使った「ごはんとわかめは余らせない！ わかめナムル　おにぎり」には、「家にあるもので簡単に作れた」「次は白ゴマを入れてアレンジしてみたい」などのコメントが投票者から寄せられ、手軽に試せる点などが評価された。2位は佐賀のご当地食材・海苔を使った「使い切り！ 玉ねぎの海苔ナムル」、3位は香川のご当地料理・うどんを使った「1玉使い切り！うどんかりんとう」となった。

■【グランプリ】岩手「ごはんとわかめは余らせない！わかめナムルおにぎり」　
わかめが主役のやみつきおにぎりレシピ。地元の食材を活用して簡単に作れる点などが評価された。投票数：7万2022票

▶岩手県 陸前高田市観光交流課 熊谷直樹課長さんよりコメント
「全国でさまざまなおいしいものがある中で、まさか三陸のわかめでグランプリを取れるとは思っていなかったので率直に驚きました。陸前高田市はわかめの生産が盛んで、肉厚で歯応えのある食感が特徴的です。加えて市のブランド米である『たかたのゆめ』は冷めてもおいしいという特徴もあるので、まさに岩手の食材やよさを活かせるレシピだと思います。地元の人でも、わかめのナムルをおにぎりの具として使うという発想はなかったので、新しい発見に繋がりました。ぜひ、全国のみなさまにも味わっていただきたいです」

■【2位】佐賀「使い切り！玉ねぎの海苔ナムル」　
海苔と玉ねぎを丸ごと使い切るレシピ。食感や香りを楽しむことができる点などが評価された。投票数：7万1716票

■【3位】香川「1玉使い切り！うどんかりんとう」　
うどんがお菓子になる意外なレシピ。大好きなうどんを最後の1本までおいしく食べられる点などが評価された。投票数： 5万3198票

▶1位〜10位までの結果はこちら
都道府県・ご当地食材/ご当地料理・「捨てたもんじゃない！(TM)」グルメ・ご当地キャラ

1位　岩手・わかめ「ごはんとわかめは余らせない！わかめナムルおにぎり」たかたのゆめちゃん
2位　佐賀・海苔「使い切り！ 玉ねぎの海苔ナムル」有明ガタゴロウ
3位　香川・うどん「１玉使い切り！うどんかりんとう」うどん脳
4位　宮城・米「余りごはんで！だし香るせり入りおこげ」むすび丸
5位　埼玉・深谷ネギ「ネギの青い部分で！パラっと炒飯」ふっかちゃん
6位　熊本・さつまいも「無駄なし！さつまいもとツナのコンソメ炒め」からいもくん/くまモン
7位　北海道・牛乳「牛乳使い切り！クラムチャウダー」別海りょウシくん/メロンくま
8位　青森・りんご「りんご丸ごと！鶏手羽元のりんご煮」ごしょりん
9位　茨城・レンコン「皮ごと！レンコンと白菜のペペロン炒め」つちまる/稲敷いなのすけ/ねば〜る君
10位　福井・へしこ「余り食材活躍！へしこのトマトリゾット」へしこちゃん

本グランプリを振り返り、同社調味料事業部販売総括グループの淡川彩子さんは、「”『捨てたもんじゃない！』グルメグランプリ”を通じて、47都道府県の自治体さまと共に開発したご当地食材をおいしく使い切るグルメを一部、店頭でも紹介することができ、とてもうれしく思います。また、ご当地キャラやファンのみなさまには、SNSで本グランプリを盛り上げていただきました。担当者として、毎日ワクワクしながらランキングを確認していました。ご参加いただいたみなさまには、合計25万を超えるご投票をいただき、誠にありがとうございました」と感謝。

続けて、「当社はこれまでさまざまな施策を通じてフードロス削減に取り組んでまいりましたが、今後も、『捨てたもんじゃない！』の想いと共に、おいしく・楽しく・簡単に食材を使い切るレシピやアイデアをお届けしてまいります」と今後の抱負を語っている。同社が実践するフードロス削減に対する取り組みを応援していきたい。

※出典：農林水産省プレスリリース