イギリスの公共放送BBCが28日、ジャニー喜多川氏のほかにスタッフ2人が性加害を行っていたことをSMILE-UP.の東山紀之社長が認めたと報じた。これを受け、SMILE-UP.が公式サイトで詳細を説明した。

 同社は「本日、BBCニュースにて、故ジャニー喜多川以外の旧ジャニーズ事務所所属のスタッフ2名が性加害を行っていたこと(以下、『本事象』といいます。)を弊社社長の東山紀之が聞いていると申し上げた旨の報道がされました。弊社は、昨年の『外部専門家による再発防止特別チーム』(以下『再発防止特別チーム』といいます。)の調査の時点で本事象を認識しており、当該2名について再発防止特別チームにもご説明済みです」と説明。

 そして「本事象については昨年8月29日付けの再発防止特別チームによる報告書で『特別チームの調査でも、ジャニー氏以外にも、ジャニーズ事務所の社員による性加害があることが確認された。』と記載されているとおり、再発防止特別チームにおいても、既に調査済みです」とし、当該スタッフについては「昨年9月までに関係法令及び就業規則等に従って厳正に対処しました」と明かしている。

 「これまでも、その詳細につきましては、関係者のプライバシー、および誹謗中傷を防止する観点から、個別の回答は差し控えさせていただきました。引き続きご理解の程お願い申し上げます」と呼びかけ。「これまで弊社に性被害を申告されてきた方々からは、本事象の具体的な申告は受けておりません。今後、本事象についての申告があった場合は、申告内容の検証と被害救済に真摯に対応してまいる所存です」としている。