AKB48の3期生・柏木由紀(32)が4月30日、東京・秋葉原の劇場で卒業公演を行った。アンコールでは秋元康総合プロデューサーから手紙が寄せられ、あまり泣かないことで知られる柏木は涙をぬぐった。

 アンコールの卒業スピーチ後、向井地美音が「とある方からお手紙が届いています」と柏木へのサプライズを発表。向井地が手紙を代読し「柏木、結婚おめでとう。あ、間違った、卒業おめでとう。いろいろお祝いメッセージを頼まれるので混乱してしまった」のボケで秋元氏からの手紙と察した柏木が笑顔を見せた。

 秋元氏は「君はすごい。決して恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を言うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた」と称えると、後輩たちに聞かせるように「みんななんでだと思う?それがアイドルだから。柏木はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割りに文句を言う前に、まず、この場にいさせてくせてくれてありがとうございますってファンや神様に感謝していたんだよ」とつづった。

 続けて、「柏木由紀は連続ドラマなんだ。単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと、見続けないとわからない。ファンの皆さん、後輩たち、これからも見続けてください」と伝えると「いつまでもお幸せに…じゃなくて、いつまでも応援しています」とエールを送って結んだ。

 柏木は涙をぬぐいながら「17年間、秋元さんが見てくれてたんだなって見てくれてたんだなってのがわかったし、私が一番大事に思っていた、ライブで立てたことを幸せに思ったり、ファンの方に感謝するっていうのが、秋元さんにも伝わったっていた。この手紙も含めて、改めて17年間を肯定してもらえて、本当にうれしかったです。秋元先生。ありがとうございます」と感激していた。