働かずにのんびり暮らせるなら誰もがそうしてみたいだろうが、そうは問屋が卸さない。定年で仕事を辞めたら年金だけでどう暮らすのか、多くの人がとりあえず仕事を続けようと思っている。「老後の投資に関するアンケート」(ブレイク・フィールド・東京)では、7割が定年後も働くと答えた。

 全国の10〜60代の499人に2月1〜15日に調査、494人が回答。そのうち“働き世代”の20〜50代の405人の回答をまとめた。何歳まで働かなければならないと思うか質問したところ、69%が「65歳を超えても働く必要がある」と考えていた。うち26.4%は「働ける限り働く」と回答、65歳で定年を迎えても可能な限り働こうと考えている人が多いということが浮き彫りになった。

 また、世帯年収別で「働ける限り働く」と回答した割合を見ると、「世帯年収300万円未満」では10%、「世帯年収2000万円以上」では0.3%と、やはり世帯年収があがると働ける限り働くと考えている人は減っていく。

 そして将来のために始めたいこと、始めていることは節約、健康、資産形成。「65歳になった時の年金は月額どのくらいもらえると思いますか」と質問したところ、51.9%が10万円未満と回答した。