フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が、本日4月27日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催されている。本稿ではティアック/エソテリック、B&W/デノンブースの模様を紹介したい。

■ティアック/エソテリック

ティアック/エソテリックのブースでは、“REFERENCE 500シリーズ”最新モデルとなるUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「UD-507」を世界初参考出展している。

「UD-505-X」の後継にあたるモデルで、ブランド最上位機「UD-701N」のディスクリートDACを、小型パーツの採用などしつつ“限りなくそのまま”ハーフサイズ筐体に落とし込んだという。バランス入力を新たに搭載するほか、LDAC、LHDCコーデックやマルチポイント接続にも新対応するなど、大きく進化を遂げたモデルのようだ。

また、冬のヘッドフォン祭 mini 2024で初披露されたヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」も参考出展。AB級パワーアンプや前世代機より大きな電源を搭載するなど、主にパワーアップを図ったモデルとなる。

現時点ではどちらも「30万円いかないくらい」の価格を見込んでおり、UD-507は夏頃の発売を予定。HA-507はラインアウトの音を調整している最中とのことで、UDよりも少し遅めの“真夏頃”の発売を予定しているとのこと。

ほか、ティアックからは「PD-505T」「CG-10M」「UD-701N」「VRDS-701」、エソテリックからは「N-05XD」「K-05XD」「G-05」が出展されていた。

■B&W/デノン

B&W/デノンブースでは、B&Wから「Px8」をはじめとしたワイヤレスヘッドホンや「Pi7 S2」「Pi5 S2」といった完全ワイヤレスイヤホン、デノンから完全ワイヤレスイヤホン「PerL Pro」「PerL」が出展。

B&Wのヘッドホンは昨年発売されたモデルだが、ハイエンドな価格帯では珍しいカラバリの豊富さ、デザイン性などから人気も高いという。

また、デノンはPerLシリーズ最大の特徴である音響補正機能「Masimo AAT」をしっかり体感できるよう、イヤーマフを一緒に用意。家電量販店などではどうしても騒音が多いため、こういったイベントでの体験コーナーが購入の決め手になる方も多いそうだ。