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スマホに飽きている人はやっぱりほしい？
海外で「ガラケー」と言えば誰もが思い浮かべるのがNokia3210。発売から25年経過しているので、その存在を忘れている人も多いでしょうし、若い世代はもちろん完全に知らないですよね。でもあの特徴的なシルエット、分厚い本体、親指くらいのサイズのモノクロ画面。懐かしさ満載です。昔はこんなちっちゃい画面でいろいろやってたんだなぁって感慨深くなりますけど、当時はすごいテクノロジーでした。
そして、そんなNokia3210がどうやら復活する？とのニュースが。しかもすぐに発売されそうな感じになってきています。
誤爆で情報が漏れちゃった
フィンランドの家電会社Gigantti社がNokia3210の復活を誤って公開してしまったようなのです。
Nokiamobが入手した画像によると、Nokiaの復刻モデルのカラーバリエーションは、シアンとイエロー。発売日は5月8日とのことです。フィンランドの携帯電話の会社でノキアの元幹部が運営しているHMD社が、5月に「アイコン」的な携帯電話を発表するとXに投稿しているんです。なので、それってこのNokia3210なんじゃない？っていう可能性が高くなってきています。
現在、誤って公開された製品リストは削除されていますが、Nokiamobによると、この携帯電話は予定価格89ユーロ（約1万4678円）と掲載されていたそうです。
An icon returns this May. #Nokiaphones
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どんな形になりそう？
そして誤爆された情報は、これまでにちょろちょろと出てきていた情報とも一致しています。
たとえば、Nokiaが見本市で公開したティザー映像があるんですが、これはXでシェアされたところ速攻で削除されていました。画像を見る限り、シルエットはやはりNokia3210によく似ていますが、Nokiaファンも指摘するように、実際にはもう少し大きな2.8インチの画面を搭載したNokia6310の方に近いデザインのような感じもします。
しかし、ティザー動画でも言われていたのは、新しいNokia3210には「レトロインターフェース」が搭載されること。レトロな画面だとはいえ、現代の携帯電話なので、microSDカードスロット、Bluetooth、4G接続もちゃんとあるようです。
昔のNokia3210にはカメラもヘッドホンジャックももちろんありませんでした。あったのは3つのゲームとSMSメッセージだけ。でも新生Nokia3210が6310に近いものになるのであれば、Bluetooth 5とMMSメッセージが搭載されると予想されます。背面にカメラも搭載される予定みたいです。さらにUSB Type-Cで1450mAhバッテリーを充電できるようになるとのことです。
レトロフォンがちょっと流行り？
HMD社は約7年前にNokia3310を復刻させているんです。その当時、スマートフォンから解放されたい人に求められていた製品ということで話題になりました。それ以来、HMDは2660フリップなどスリムなフリップフォンを含む数多くのレトロフォンをリリースしています。
通話とメールしかできない｢ダムフォン（dumb phone）｣、つまりガラケーブームで、レトロフォンがいろいろと生み出されてきましたが、企業が露骨に「懐かしさ」に目をつけすぎている感はいなめません。例えば、ビール会社のハイネケンとオンラインマーケットプレイスのBodegaのコラボ製品で限定販売された「Boring Phone」があるんですが、透明のシェルと大きなボタンと、ハイネケンのボトルをイメージしたグリーン色の画面が特徴となっています。
この製品は、SNSやなんでもできちゃうデバイスに飽き飽きしている「ジレンニアル世代」（Gen ZとミレニアルズのはざまにいるZillenials）向けと謳われていましたが、実際ジレンニアル世代は買っていたのかどうか...。懐かしむ人が多いNokia3210の復刻版はどんな反応になるんでしょうね。
ビールのハイネケンがクールなガラケーを作る。限定5000台 自撮りカメラ。ありません。SNSアプリ。使えません。Googleマップ。入っていません。 往年のガラケーを模した折りたたみスマホとは違います。ハイネケンとHMD Global、Bodegaが共同開発した｢The Boring Phone｣は、当時のケータイをHi-Fiで再現したデバイス。電話とメール、アウトカメラとQVGAという低画素ディスプレイを備えた携帯電話です。まさに平成レトロの文脈だ。 https://www.gizmodo.jp/2024/04/heineken-the-boring-phone.html
