ヘッドホン/イヤホン関連ブランドが多数集うイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が開幕。完実電気のブースでは、同社が取り扱うShure、Meze Audio、Warwick Acousticsの製品が並べられ、多くの来場者で賑わっていた。

このなかでも目玉となっていたのが、日本未発売となるMeze Audioの密閉型平面駆動ヘッドホン「LIRIC2」。前モデル「LIRIC」から約4年ぶりのモデルチェンジとなり、発売は5月下旬から6月下旬ごろ、価格は税込30万円前後を予定しているという。

この4年間で新たなフォーマットやコンテンツがでてきたこともあり、チューニングを含めてアップグレードを行ったとのこと。また外観については高い密度をもつ高級木材の「マカッサ Ebony」をハウジングに使用している。さらにイヤーパッドはマグネットにより、着脱が簡単になった。

音質面では、独自技術「QWRM」を採用し、7kHzを超える高周波ピークを抑えている。これは板のような構造となっており、ドライバーの一部に設置することで、耳に直接高周波が届くのを防ぐというもの。キーンという音が軽減され、より聴き疲れしにくくなったそうだ。

そのほか、付属ケーブルを3m(3.5mmプラグ)と1.3m(4.4mmプラグ)の2種類に変更。1.3mのケーブルは従来アップグレードケーブルとして販売されていたものとなっている。

もうひとつ注目を集めていたのが、Warwick Acousticsのフラグシップとなる静電型ヘッドホン「APERIO」の試聴だ。こちらは整理券が配布されており、1人15分の時間でゆっくりと音楽を聴くことができるようになっている。600万円を超えるモデルということもあり、整理券が次々と配られていっていた。

また上記APERIOに加えて、その技術を用いた下位モデル「Bravura」も合わせて展示。制限時間の許す範囲であれば、1つの整理券で聴き比べできるようになっている。なおWarwick Acousticsでは、発売時期は未定なものの、ワイヤレス製品も開発中とのことだ。

そのほか同社ブースでは、Shureの人気イヤホンが最大15%オフになるセール「SHURE 春の大感謝祭」をアピール。ブースには対象製品の「SE846(第2世代)」や「SE215 Special Edition」などにPOPが貼られていた。実施期間は4月26日から5月16日 23時59分まで、具体的な対象製品は以下となる。

■対象製品

・「SE846」(クリア)

・「SE846(第2世代)」(ジェイドグリーン/グラファイトシルバー)

・「SE215」(クリア/ブラック/トランスルーセントブルー/パープル)

・「AONIC 215」(ブラック)

・「AONIC 215(第2世代)」(クリア/ホワイト/トランスルーセントブルー)