沖縄本島地方は大気の状態が非常に不安定になっていて、各地で記録的な大雨になっています。沖縄気象台は記録的短時間大雨情報を出して厳重に警戒するよう呼び掛けています。

沖縄本島地方では前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、午前10時40分までの1時間雨量が豊見城市や南風原町、八重瀬町などで110ミリ、那覇市で94.5ミリ、那覇空港で71ミリなど、猛烈な雨を観測していて今年一番の短時間雨量となっています。

現在、本島中南部や本島北部に大雨洪水・土砂災害警報が発表されていて、本島地方では各地で河川の氾濫や冠水の被害が報告されているほか宜野湾市大山では倒木の通報が消防に入っているという事です。

また、空の便にも影響が出ています。那覇空港から中継です。現在の那覇空港の様子ですが、航空機の遅延に伴い、空港内で混雑している様子が確認できます。午前10時半、時点では搭乗受付カウンターに相談に来る利用客などが確認できました。

この大雨の影響で那覇空港周辺では雷が発生し一時地上作業が中断しました。ANA、JTA、JALを含め多くの便が午前9時20分から地上待機をしていましたが、雷が納まったことを受け、JALが10時17分、ANAが10時35分、から地上作業を開始しました。

現時点では、JTA、JALを合わせた6便が遅延しています。この大雨は、きょう昼過ぎ以降も雷を伴い非常に激しく降るとみらていて沖縄気象台では、低い土地の浸水や河川の増水に十分に注意するよう呼びかけています。