楽天グループの創業者であり、ヴィッセル神戸の代表取締役会長を務める三木谷浩史氏が自身のX(旧Twitter)を更新し、スタジアムにおけるブーイングの廃止を訴えた。

18日夜に突然、「神戸のサポーターへ提案があります」とつぶやいた三木谷氏。

それを引用する形で、「みんなどう思ってるか。知らないけど、Vissel Kobeではブーインやめない。(※) 相手も必死、うちも必死。その中で相手に対するリスペクトも、大切だと思う。そんな甘い夢を僕は見ています」(原文ママ)とブーイングの廃止を訴えた。


(※) 「ブーイングをやめないか?」という主旨



さらに三木谷氏は「つねにあいてにたいするリスペクトを忘れず、味方を鼓舞する。神戸はそういう事ができる可能性があるクラブだと思っています。国際的に様々なものを受け入れ、日本を代表するクラブになり、日本の新しい象徴となりましょう」と語り、「ブーイングはカッコ悪い」と言い切った。

ただあまりに唐突の提案に、一部のファン・サポーターやフォロワーは困惑。楽天がかつてスポンサーを務めていたバルセロナ(※) に対してなぜ言わなかったのかとの質問も飛んだ。


(※) スペインはファン・サポーターによる口笛のブーイングが非常に激しい



これに対し三木谷氏は「バルサはうちのチームでもないし」と一蹴。「相手チームにブーイング送るより、その分自軍にポジディブなエネルギーを与えたほうが良いと思うよ。言うヘべきことは言えば良い。やりたければやれば良い。でも、神戸は特別なチーム。誇り高きチーム、サポーターであってほしい思っています」(原文ママ)と改めて自チームへの想いを語った。

そして提案の最後に、「強制は無理」「サポーターが(ブーイングを)やりたいならやれば良い」としたうえで、「でも、僕も言いたいことは言わせてもらう。それで良いのでは?」と綴り、深夜にまで及んだこのやり取りを締め括っている。