今季限りでトーマス・トゥヘル監督が退任することが決まっているバイエルン・ミュンヘン。レヴァークーゼンにブンデスリーガのタイトルを奪われ、連覇が途切れる悔しいシーズンとなっている。

その後任となる指揮官が誰になるのか注目されていたが、候補だとされたシャビ・アロンソやウナイ・エメリはすでにそれぞれレヴァークーゼンとアストン・ヴィラに残るとされており、可能性は低くなっている。

また現在ドイツ代表を率いているユリアン・ナーゲルスマンの復帰というプランも検討されていたそうだが、先日彼についても契約が延長されることになった。

そして今回『90 Minuten』が伝えたところによれば、かつてRBライプツィヒやマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ったラルフ・ラングニック監督が「バイエルン・ミュンヘンから連絡を受けている」と認めたという。

「バイエルン・ミュンヘンの側から連絡があり、オーストリアサッカー協会に報告している。

我々は強い信頼関係を築いている。ただ自分が現在集中しているのはオーストリア代表チームのことだ。この夏のEUROに焦点を当てている。

今の立場はとても気分がいい状況だ。現時点では、外からのオファーに集中して対処する理由がない。

もしバイエルン・ミュンヘンから『君が欲しい』と言われれば、『本当にそうなのか?』と自問もしなければならない。

そして、なにか他のことをやりたいとなれば、オーストリアサッカー協会と話し合いをしなければならない」

現在65歳となっているラングニック監督は、2022年にマンチェスター・ユナイテッドを退任したあとオーストリア代表を指揮。UEFAネーションズリーグではリーグBに降格したが、EURO2024予選は突破することに成功している。

ラングニック氏の契約内容は「2022年から2年契約だが、EURO予選を突破すれば2年延長できる」というものであると言われており、それが正しければこの夏以降もオーストリア代表に残る可能性がある。