現在近代化のための大規模改修工事が行なわれているバルセロナの本拠地カンプ・ノウ。
その工事現場において、今週木曜日の午前中に数名の労働者が関与する乱闘事件が発生していたとのこと。
『Antena3』によれば、事件が発生したのはカンプ・ノウの門前にあるアリスティデス・マイヨール通りで、2つの労働者グループがそこで対立したという。
その乱闘事件によって2名の労働者が負傷することになり、彼らは医療緊急システムの職員によって現場で治療を受け、1名が病院へと運ばれていったとのこと。

カンプ・ノウの工事については多くの移民労働者が関わっており、昨年11月には規定を超える労働時間を課していたこと、時給4ユーロ(およそ700円)程度と基準以下の報酬しか支払っていなかったことが明らかになり、当局からの摘発を受けていた。
工事を担当しているのはリマック・コンストラクション・ヨーロッパという会社であるが、実際には複数の下請け業者に委託されており、そこでいくつかの問題が発生していたと伝えられている。

なお、ネーミングライツを加えて「スポティファイ・カンプ・ノウ」となったバルセロナの新スタジアムは、2024年11月からサッカーの試合で使用が可能になる。
そして工事が完了するのは2026年6月になる予定で、それ以降にスタジアムのすべての施設が使用できるようになる。