7月から開幕するパリ五輪。基本的に男子サッカー競技は23歳以下(2001年1月1日以降の生まれ)の選手によって行なわれるが、1チーム3名のみ「オーバーエイジ」と呼ばれる年齢制限のない選手が登録できる。

今回は現在メディアで噂されている「パリ五輪に出場するかもしれない世界的スーパースター」をご紹介する。

キリアン・エムバペ





代表:フランス

クラブ:パリ・サンジェルマン

パリ五輪のホスト国となるフランス。その代表チームを率いているのはあのティエリ・アンリである。

予選にあたるUEFA U-21選手権では準々決勝でウクライナに1-3と敗れてしまい期待外れの結果に終わったが、その大会後にシルヴァン・リポルに代わってティエリ・アンリがチームを引き継ぐことになった。

そのフランスU-23代表のメンバーに入りたいという希望を明らかにしているのがキリアン・エムバペだ。

もちろんフランスはEURO2024にも出場することからA代表監督のディディエ・デシャンは「非常に難しいことだ」と話しており、ティエリ・アンリ監督も「クラブ次第だ」としか語っていない。

ただエムバペ自身は故郷で行なわれる歴史的なオリンピックでトリコロールのユニフォームを着ることを熱望しており、アンリ監督による招集を待っているようだ。

モハメド・サラー





代表:エジプト

クラブ:リヴァプール

2021年夏に行われた東京五輪への出場を希望していたものの、リヴァプールからの許可が出なかったことから断念せざるを得なかったモハメド・サラー。

それから3年が経ち、今回のパリ五輪では改めて彼が招集される可能性があると言われている。U-23エジプト代表の監督を務めているロジェリオ・ミカレ氏は昨年からメディアに対して「サラーを招集したい」と宣言している。

ただ、モハメド・サラーはこの1月にもアフリカ・ネーションズカップのためにリヴァプールを離れていた時期がある。

その際には大会の途中にハムストリングの怪我を負ってしまったことから途中離脱しており、チームもベスト16で敗退している。

サラーはこの夏リヴァプールを退団する可能性があると言われており、サウジアラビアへと移籍するというウワサも。彼が五輪でプレーできるかどうかはクラブ次第と言えるため、去就もパリ五輪の出場可否に大きな影響を与えそうだ。

リオネル・メッシ





代表:アルゼンチン

クラブ:インテル・マイアミ

アルゼンチンU-23代表を率いているのはあのハビエル・マスケラーノ。彼は南米予選を突破したあとも「リオネル・メッシを招集できるなら…」と親友の名前をあげていた。

U-23アルゼンチン代表の中心選手であるティアゴ・アルマダも、「メッシがオリンピックに出てくれることを願っている、それは夢のようだね」と語っていた。

ただ、アルゼンチン代表は今夏コパ・アメリカ2024を控えていることから、インテル・マイアミは「両方に出場させたくはない」という立場であるという。