4月16日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「大変でした!」には、空港近くのコンビニでアルバイトをしているリスナーAさんから投稿が寄せられました。 場所柄、外国人がたくさん訪れるというAさんのコンビニで、中国人観光客が血まみれになって大げんかしていたというのです。一体何があったのでしょうか。

     

コンビニで爆買いする中国人

最近、Aさんのコンビニには中国人観光客が怒涛のように押し寄せていて、普段日本人にはあまり売れないような健康食品、化粧品、歯磨きや歯ブラシなどの衛生用品などをカゴ一杯に爆買いしていくそうです。

「レジに並ぶことはなく、割り込みは当たり前。何を言っても通じないし、絶対に中国語以外話そうとしません」(Aさん)

その姿はまるで「テレビで見た海外で買い物をする大阪のおばちゃんたちのようだ」とAさん。

店員さんに言葉も通じないのに、大阪弁で「これなんぼ?」「まけられへんのか?」と言っているのと同じように感じる時があると言います。

自動ドアに頭を強打

「先週の日曜日の22時頃、来店したふたりの中国人男性が急に口論を始め、ひとりが突き飛ばされて自動ドアに頭を打ち付けてガラスが割れました」(Aさん)

かなり厚いガラスに亀裂が入るほど頭を強打して、無事なはずがありません。しかし頭から顔面に血が流れているのにもかかわらず、取っ組み合いのケンカは収まらなかったそうです。

「周りにいる女性たちも奇声を上げながら止めているのか止めてないのかわかりません。出入口にガラスが散らばって、血も流れているのを見て、一緒にバイトに入っていた高校生の女の子は、あまりの怖さに泣き出して事務所に引っ込んでしまいました」(Aさん)

まさにカオスです。

頼りになる店長が到着

Aさんは、割れた自動ドアで他の人がケガをしないようにスイッチを切って、ドアを開けたままに。

交番も警察署も近くにあるためお巡りさんはすぐ到着したものの、なんせ言葉が通じません。

「オーナーに連絡をしたら、近くの店舗に店長が応援に行ってるからすぐに向かわせる!俺もすぐ行く!ということで電話を切りました」(Aさん)

そのうち、隣接している居酒屋からも駅からも、野次馬がいっぱい押し寄せてきたそうです。

「10分くらいして店長が到着。20代で頼りないんですが、学校で中国語を勉強したらしく、あまり話せないけど、言っていることはわかるみたい」(Aさん)

言葉が通じないから困り果てていたお巡りさんたちも、店長のおかげでずいぶん助かったそうです。

弟が兄に激怒!その意外な理由

「オーナーもそれからすぐ来てくれて、割れた自動ドアにとりあえずガムテープを貼り、修理業者に連絡。高校生の女の子も無事に帰れて私もほっとしました。

私は割れたガラスの破片を掃除して、床に垂れた血を拭きながら、血だらけの中国人につかみかかられそうになっている店長を見守りました。慣れたバイトなのにいつもと違い、どっと疲れました」(Aさん)

さて、中国人観光客のケンカの原因は一体なんだったのでしょうか?

「あとで店長にケンカの原因を聞いたら、隣の居酒屋で家族で飲んでいて、支払いの時に兄が払わずに弟が払い、弟が怒ったらしいです」(Aさん)

兄に「なんで払わないの?」と聞いたら、「お前の方が稼ぎがいいだろう!」と言われ、弟が兄を殴った、ということだったそうです。

言葉がわからず警察も手を焼く中、原因を聞きだした店長。まさにグッジョブですね。
(minto)