「ひろしまフラワーフェスティバル」の開幕を控え、会場周辺では準備が進んでいます。平和公園では市民が育てた花でフラワーアートが描かれました。

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フラワーアートは「花」と「音符」が描かれています。フラワーフェスティバル(FF)が5年ぶりにゴールデンウイークに通常開催されることを祝っているということです。

「ピースフラワープロジェクト花育」というこの取り組みは、もみじ銀行が始めたもので、今回で14回目です。パンジーやペチュニアなどあわせて2万7000鉢は広島市内の幼稚園や小学校などおよそ140の団体が平和の願いを込めて育てたもので、原爆慰霊碑前の芝生に31人の新入社員などが並べていきました。

もみじ銀行 久保栞 さん
「重くて大変だけど、地域に貢献できていると強く感じるのでいい活動だと思う」

もみじ銀行 平中啓文 頭取
「(FFを)しっかり楽しんでもらい、わたしたちが作業したものも見てほしい」

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12トントラックをベースに作られた花舞台の準備も進んでいます。ひまわりやランなどをおよそ700本使って飾りつけられていました。

5年ぶりの通常開催を待ち望んでいた意味をこめて「雲の間から顔を出す太陽」をデザインしているそうです。花舞台は初日の3日午前11時から行われる「花の総合パレード」の先導を務めます。スペシャルゲストの歌手で俳優の山崎育三郎さんやフラワークイーンが乗ることになっています。パレードには、75団体およそ6000人が参加します。

みづま工房 竹野暢洋 さん
「この花舞台を先頭にパレードが始まりますので、たくさんの人に見に来てもらいたいです」

フラワーフェスティバルは3日から5日まで開かれます。