県警は無免許運転をしたとして男を逮捕し、男の妻を犯人隠避の疑いで逮捕しました。

道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕されたのは、広島市安佐南区に住む自営業の男(77)です。

警察によりますと、男は去年12月1日午前11時40分ごろ、運転免許を受けないで、広島市安佐南区祇園3丁目の市道で軽乗用車を運転した疑いがもたれています。

また、警察は男と同居する妻の女(75)についても、男の違反について警察官にうそを言って犯人を隠避したとして逮捕しました。

警察に「無免許運転をしている人がいる」と連絡があり、警察が捜査していたところ、12月1日に男が軽乗用車を運転する姿を警察官が確認。自宅に戻ったところを声掛けした際、男は警察官に対して「自分は運転していない」と話し、同乗していた女が「自分が乗っていた」と警察官に説明したということです。

軽乗用車は女の名義で、女は運転免許を持っていました。

警察は防犯カメラの映像などからも男の運転を確認し、2人に対して数回にわたって呼び出しをしましたが、応じなかったため逮捕に至ったということです。

逮捕後、警察の調べに対して男は「無免許運転はしていない」、女は「私が運転していた」とそれぞれ容疑を否認しているということです。

男は1996年2月に免許の取り消し処分を受けていたということで、警察がいきさつを調べています。