広島県は老朽化が進んでいる県立埋蔵文化財センターなどの移転のための整備事業費を盛り込んだ、6月補正予算案を発表しました。

発表された補正予算案は、広島市西区観音新町にある埋蔵文化財センターなどの移転整備事業費で、一般会計で1400万円が計上されました。

埋蔵文化財センターは、県内で発掘された出土品の調査・研究や収蔵を行っていますが、建物の老朽化に加え、収蔵スペースが手狭になっています。このため、3月に閉校した安芸高校(広島市東区)に移転するということです。

山陽自動車道広島東インターに近く、県内各地への移動の利便性に優れていることが移転の主な理由で、計上された1400万円の移転整備事業費は、改修のための設計委託費に充てられるということです。

補正予算案は、21日に開会する県議会6月定例会に提案されます。