チャンピオンシップ進出に向けて負けられない広島ドラゴンフライズは、ワイルドカートを争う眼下の敵・川崎ブレイブサンダースとアウェイで戦いました。

川崎ブレイブサンダース vs. 広島ドラゴンフライズ
4月6日(土)ゲーム1 神奈川

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広島ドラゴンフライズは、序盤から攻撃力がさく裂しました。空いたスペースからアイザイア・マーフィーが3ポイントで口火を切ると、さらに 山崎稜 がレイアップなど連続でシュートを決めてリードを広げていきます。

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ディフェンスでも2人で襲いかかると、パスを 三谷桂司朗 がスティール、そのまま速攻で得点を奪い、相手の士気も奪います。

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さらに 上澤俊喜 が2本連続で3ポイントを決め切ってドラゴンフライズのリードは13点へ。

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第2クォーター、2点差まで追い上げられたところで、ルーキーの 武内理貴 が3ポイントを沈めると、体調不良から復帰したルーキー・三谷も3ポイントを決め、若手が躍動します。

さらにニック・メイヨがスティール。速攻で山崎がファールを受けながらレイアップを決め切り、バスケットカウントで16点差。再び主導権を握ります。

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攻撃の手を緩めない広島は、三谷がこの日、2本目の3ポイントを決めると、最後は 中村拓人 がブザービーターで3ポイント。これで3ポイントは15本、成功率は53.6%の高確率でした。34点差は今季の得点差2位タイの完勝、3連勝となりました。(川崎 60ー94 広島)

4月7日(日)ゲーム2 神奈川

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前日から好調の3ポイントの口火を切ったのは、ニック・メイヨ。そして、この日も激しいディフェンスでボールを奪うと、山崎が一気に前線へパス、ドウェイン・エバンスが速攻を決めます。ケリー・ブラックシアー・ジュニアも動きよくミスマッチを突いて積極的に切り込み、ファールを受けながらシュートを決めます。

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ルーキー・三谷が勢いに乗って3ポイントを決め、第1クォーターだけで31点を奪い、20点差をつけます。

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第2クォーターに入っても上澤がファールを受けながらの難しいレイアップを決め切って好スタートを切ると、メイヨ・山崎と次々と3ポイントを決めていきます。

ディフェンスも固く、山崎とエバンスの連携でボールを奪って速攻。27点差で折り返します。この日も攻撃の核となった3ポイントは、マーフィーが5本を決めるなどチームで15本。成功率は57.7%の超高確率でした。

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ドラゴンフライズが、今季最多98得点の完勝で連勝を4に伸ばしました。(川崎 87ー98 広島)

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広島ドラゴンフライズ 中村拓人 選手
「2日間とも非常にいいゲームができたなと思っていますし、チームとしてもやりたいことができたので非常にいいゲームだったなと思います」

― チャンピオンシップをワイルドカードで争う群馬・川崎の正念場の4連戦を4連勝。ついに島根とゲーム差なしで並びました。ワイルドカード1位の千葉にも2ゲーム差に迫りました。あさって10日(水)は、聖地グリーンアリンーナで宿敵・島根と中国ダービー。最後は対戦成績が影響してくるので、島根に勝って五分五分に戻したいところです。