2024年4月24日、韓国・朝鮮日報は「中国の観光シーズンであるメーデー連休(5月1〜5日)に、中国人は韓国ではなく日本に押し寄せるとみられる」とし、「中国は昨年、6年5カ月ぶりに韓国への団体旅行を解禁したが、中国発特需は韓国を通過して行っている」と伝えた。

記事によると、中国のオンライン旅行予約サイトでは、メーデー連休を前に日本旅行の検索数が急増している。業界1位「シートリップ」によると、最も人気の海外旅行先は日本で、2位がタイ、3位が韓国となっている。別のオンライン旅行予約サイト「同程旅行」では、最近1週間の「日本」の検索数が前年同期比3倍以上増えたという。

記事は「中国人観光客が日本に押し寄せるのは、桜のシーズンということもあるが、円安による恩恵が大きいため」と説明している。

中国メディアの中新経緯は最近「日本のブランド品売り場は中国人観光客で埋め尽くされている」と報じた。日本を訪れた中国人観光客は「多くのブランド品が中国で買うより10〜50%安かった」と話したという。

中国国営中央テレビ(CCTV)は「円に換金するために銀行を訪れる人が急増している」と報じた。今年1〜3月期の訪日中国人観光客の1人当たりの消費金額は29万3100円で、外国人観光客の消費額で1位だった。同期間の訪日中国人観光客数は1332万7900人で、前年同期比8倍に増えた。ただ、コロナ禍前の19年と比較すると60%の水準だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「当然のこと。物価地獄の韓国に来る理由はないよ」「物価の高い韓国に誰が来る?少ない労働でたくさん稼ごうとする韓国の商売人たちもよく考えてほしい」「韓国は外国人観光客の再訪率が低い。日本は何度でも行きたい国だけど、韓国は一度で十分な国ということだ」「韓国は観光スポットがあまりに少ない」などの声が寄せられている。

その他「なんだかんだ言って結局日本が好きなのは韓国人と同じだね」「日本人はGWに韓国に押し寄せるだろう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)