中国ポータルサイトの網易に28日付で掲載された記事によると、中国籍の男2人が、国際線の機内で他人の荷物から金品を盗んだとして、台湾で逮捕され起訴された。

台湾の航空警察局が今年1月、シンガポール籍の旅客から、台湾へ向かう機内でバッグの中の現金6万台湾ドル(約28万3000円)がマスクにすり替えられたとの通報を受けて捜査し、2人を内偵した。

2人はこのほど香港発台北(桃園)行きの便に搭乗し、着陸後に航空警察局に逮捕された。桃園地方検察署が2人を窃盗罪で起訴した。

台湾桃園国際空港

盗品の中にはアラブ首長国連邦(UAE)、インド、フィリピン、タイ、マレーシア、香港、カナダなど数十カ国・地域の通貨が含まれていた。昨年10月から航空機内で他人の荷物から金品を盗むことを繰り返していたという。航空警察局は、2人の背後に航空窃盗組織が存在していないか捜査を続ける。(翻訳・編集/柳川)