中国メディアの毎日経済新聞によると、中国IT大手の百度(バイドゥ)と自動車大手の吉利(ジーリー)が共同で手掛けるスマートカーブランドの極越の法務部は17日、従業員を解雇した理由について、家電・スマホ大手の小米(シャオミ)が手掛ける電気自動車(EV)「SU7」を購入したためではなく、業務時間中にSNSでシャオミブランドを宣伝したり、SU7の引き渡しイベントに無断欠勤して参加したりしたためだと説明した。

極越の従業員を名乗る男性は、北京の亦荘にあるシャオミの工場で3日に行われたSU7の初の引き渡しイベントに参加し、その5日後に会社をクビになったなどとSNSに投稿し、物議を醸していた。


極越によると、男性は今年に入ってから、微博(ウェイボー)や抖音(ドウイン)など多くのSNSに個人アカウントを開設し、同業他社であるシャオミブランドを宣伝する投稿を業務時間中に頻繁に行っていた。また、男性は無断欠勤を繰り返し、SU7の引き渡しイベントに参加してその様子を投稿するなどした。極越は、男性のこうした行為について、会社の労働規律と制度に対する著しい違反であり、会社側による労働契約の一方的解除には法的根拠があり、情理にもかなっているとした。(翻訳・編集/柳川)