2024年4月30日、韓国・東亜日報は「サムスン電子が半導体業況の回復に後押しされ黒字転換に成功した」と報じた。

サムスン電子が同日に発表した1〜3月期の連結決算によると、営業利益は6兆6060億ウォン(約7500億円)を記録し、前年同期の約10倍に膨らんだ。売上高は71兆9156億ウォンで、前年同期比12.8%増加した。四半期ベースの売上高が70兆ウォンを超えたのは22年10〜12月期以来。純利益は6兆7547億ウォンで328.9%増加した。

部門別に見ると、半導体事業を総括するデバイスソリューション(DS)部門がメモリ価格の上昇と購買需要の拡大で売上高23兆1400億ウォン、営業利益1兆9100億ウォンを記録した。DS部門の黒字転換も22年10〜12月期以来となる。

スマートフォン、テレビ、家電事業を担当するデバイスエクスペリエンス(DX)部門は、初のAI搭載スマホとなった「Galaxy S24」の販売好調などで売上高47兆2900億ウォン、営業利益4兆700億ウォンを記録したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「サムスン、いつも応援しています」「誇らしい韓国企業、韓国ブランド」「サムスン万歳」「韓国の希望、サムスン」「最近聞いた中で一番うれしいニュースだ。サムスン電子、おめでとう!」「サムスンが好調でいれば韓国国民も安心して暮らせる。サムスンの繁栄が続きますように」など、喜びの声が殺到している。

また、「こんなに国に貢献している企業を前政権は何年も苦しめていたなんて」「文在寅(ムン・ジェイン)政権が許せない」「文政権がなければ半導体営業利益19億はいっていただろうに」など、前政権を批判するコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)