[22日 ロイター] - 英金融大手HSBCは22日、イングランド銀行(英中央銀行)が6月に政策金利の引き下げを始め、25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定するとの見方を示した。従来は8月と予想していた。

HSBCは、英中銀が四半期ごとに1回の利下げを続けるとの予想を維持し、2025年末までに英中銀の政策金利が3.50%になるとの見通しを示した。

HSBCは「英中銀が8月まで(利下げを)待つとはもはや考えていない」とし、「5月に動きがある可能性さえある。金融政策委員会(MPC)は『各会合で引き続き政策の制約の程度を検討する』とわざわざ表明した」と説明した。

英中銀は21日の前回MPCで金利の据え置きを決定し、インフレ鈍化を受けて利下げ検討の方向に傾いていることを示唆した。その前の会合まで利上げを主張していた2人の委員も据え置きに転じた。