Tatiana Bautzer

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米銀行大手JPモルガン・チェースは、同社の5400万人のリテール顧客に新たな資産管理ツールを提供することでウェルスマネジメント(富裕層)部門の顧客を増やし、より多くの投資を呼び込もうとしている。

JPモルガンのクレジットカード部門担当者は、同社の「ウェルス・プラン」ツールの過去3カ月のアクティブユーザー数が約1000万人に達したと述べた。

顧客はこのツールで約100万件のファイナンシャルプランを作成。これはファイナンシャルアドバイザーに直接相談して作成したプラン数の2倍になると説明した。

ファイナンシャルプランでは退職場所を指定したり、生活費の見積もりを微調整したりできる。ファイナンシャルアドバイザーとの相談も設定でき、アドバイザーはこのツールをプラン作成に活用する。

ウェルスマネジメント部門担当者によると、新規投資の約80%はファイナンシャルプラン作成後に行われており、プラン作成が投資につながっているという。