[ワシントン 28日 ロイター] - 米国務省は28日、メキシコと連携して半導体分野のサプライチェーン(供給網)での機会を模索すると発表した。バイデン政権は半導体技術の中国や台湾への依存を減らそうとしている。

2022年に成立した「CHIPS・科学法」の一環として進める。同法に基づき、同盟国やパートナー国との連携を通じて半導体のサプライチェーンを発展させるため5億ドルの基金が創設された。

国務省は声明で「自動車や医療機器など必要不可欠な製品の製造は半導体サプライチェーンの強さと回復力に依存している」と述べた。

メキシコとの連携は、同国の半導体産業や規制枠組み、労働力のニーズを評価することから始まると説明した。

国務省の発表についてメキシコ経済省はコメントしていない。