Anant Chandak

[ベンガルール 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のインドのHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)は59.1に上昇した。2月の56.9から改善し、2008年2月以来16年ぶりの高水準に達した。

需要が拡大したほか、雇用も6カ月ぶりの大幅な伸びを示した。速報値の59.2はやや下回った。

景気押し上げに向けて特に製造業に力を入れているモディ政権には追い風になりそうだ。インドでは今月、総選挙が始まる。

景況改善・悪化の分岐点となる50を13年7月以来で最長となる33カ月連続で上回った。

HSBCのエコノミスト、イネス・ラム氏は「内需と外需の双方に支えられ生産の伸びが引き続き堅調であることが示された」と述べた。

生産、新規受注指数は20年10月以来の水準に上昇。輸出は約2年ぶりのペースで拡大した。雇用指数は昨年9月以来の高水準だった。