Archishma Iyer

[18日 ロイター] - オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は18日、今会計年度(6月30日終了)の企業の破産申請件数が11年ぶりの高水準に達するとの見通しを明らかにした。

3月までの9カ月間に破産手続きに入った企業は7742社と、前年同期から36.2%増えた。

通年では1万社を超えて2012/13会計年度以来の水準になると見込んだ。

過去9カ月間で最も破産申請件数が多かった業種は建設業と接客業で、全体の約27.7%と15.2%をそれぞれ占めた。

個人消費の低迷とコスト高で一部の豪企業は事業の縮小を余儀なくされ、資金需給の逼迫により企業の借り入れは条件が厳しくなり、コストも上昇している。

ASICによると、企業の再建と裁判所の清算命令は前年同期の3倍以上に増えた。