[上海 18日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)上海総部が発表したデータによると、3月の中国オンショア人民元建て債券の外国人保有高は7カ月連続で増加した。ただ、増加ペースは鈍化した。

3月末時点で、中国の銀行間市場で取引されている債券のうち外国機関の保有額は4兆元(5527億4000万ドル)で、前月の3兆9500億元から増加した。

資金流入は500億元で前月までの4カ月と比較して減少。国債保有も減少した。

中国国債は年初から上昇が続き、利回りは過去最低水準に低下した。

米中の10年物国債の利回り格差は今週238ベーシスポイント(bp)と約22年ぶりの高水準に達した。米国債利回りは利下げ開始時期や年内の実施規模を巡る不透明感を背景に押し上げられている。

一方、中国の長期債利回りは低下傾向が続き、人民元は今週5カ月ぶり安値を付けた。