[19日 ロイター] - 19日の市場で、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)<.VIX>が21.33と昨年10月30日以来初めて節目の20を上回った。

関係筋によると、イスラエルは19日イランへの攻撃を開始した。長年対立してきた両国の報復の応酬が中東情勢の一層の悪化につながることへの懸念から安全資産買いの動きが強まった。

またLSEGによると、最近の堅調な経済指標を受け、今年の米利下げは40ベーシスポイント(bp)程度にとどまるとの見方が広がっている。年初の時点では約150bpの利下げが見込まれていた。

今月のS&P500種株価指数の下落率は18日時点で4%を超え、年初来の上昇率を約5%に押し下げている。