[23日 ロイター] - 国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が23日発表した第1・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。コスト削減が小型宅配便の需要低迷を部分的に相殺した。

UPSは、国内部門の1日当たりの平均取扱量が3.2%、国際部門では5.8%減少したとした一方、1日平均取扱量は「四半期を通じて改善を示した」とした。

LSEGのデータによると、四半期の調整後1株当たり利益は1.43ドルと、前年同期比35%減となったものの、アナリスト予想の1.29ドルを上回る結果となった。

収入は217億1000万ドルで、予想の218億6000万ドルを下回った。

調整後営業利益率は8%と昨年の約11.1%から低下。同社は以前、2024年下半期までは事業環境は改善しないと予想されていたことから、今四半期の利益率は今年最低になる見込みと述べていた。