[イスタンブール 23日 ロイター] - トルコ中央銀行は23日、主要政策金利を50%に据え置くと決定した。インフレリスクを引き続き警戒しているとし、向こう数カ月間は政策変更は行われない可能性が高いとの見方を示した。

1年にわたる積極的な引き締めサイクルの効果が出るには時間がかかると見られる中、中銀は据え置きを決定。据え置きは2会合連続で、予想通りだった。

中銀は「インフレリスクに引き続き細心の注意を払っている」とし、「月次ベースのインフレ率の基調的な傾向が大幅、かつ持続的に低下するまで」引き締め姿勢を維持すると改めて表明した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済担当アソシエイトディレクター、アンドリュー・バーチ氏は「今年第4・四半期まで金利変更はない」との見方を示した。

中銀は3月に500ベーシスポイント(bp)の利上げを決定。昨年6月以降、合計4150bpの利上げを実施している。