Liam Mo Casey Hall

[北京 23日 ロイター] - 中国のスマートフォン・電気自動車(EV)メーカー、小米科技(シャオミ)は23日、今年のEV納車目標を当初の10万台から12万台に上方修正した。EV需要の拡大に対応するため、生産態勢を強化する。四半期決算後の電話会見で明らかにした。

シャオミの蘆偉冰社長は電話会見で、月間の納車台数が確実に1万台を超えるようにするため来月から生産態勢を強化すると説明。同社のEV「SU7」に対する需要は強く、先月末時点で確定した受注台数は累計8万8063台になったと明らかにした。

1─3月期決算は売上高が前年同期比27%増の755億元(104億2000万ドル)となり、LSEGが集計したアナリスト予想の733億元を上回った。スマートフォンの好調な販売が業績を支えた。

調整後の純利益は64億9000万元で、アナリスト予想の49億4000万元を超えた。

スマートフォンの出荷は33%増の4070万台。調査会社カナリスによると、スマートフォン市場における同社のシェアは14%となった。

蘆氏は、同社は今四半期から自動車部門の売上高を分けて発表すると話した。

SPDBインターナショナルは、シャオミの自動車関連売上高が今年は237億元、来年は508億元に達すると推計している。