Shinji Kitamura

[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の157円前半で取引されている。日中は実需の買いが支えとなって3週間ぶり高値圏で底堅い展開が続いた。

前日海外で上昇した流れを引き継ぎ、ドルは東京市場でも下値を緩やかに切り上げる展開となった。輸入企業の買いを受けて一時157.15円と、前日につけた3週間ぶり高値へ再度迫った。

しかし、買いが一巡した後は値動きが鈍った。157円台は今月2日に介入と見られる円の急騰が発生した水準で「介入警戒感から買いが減速しやすい」(国内証券アナリスト)という。

他の主要通貨もおおむね横ばいだったが、前日発表のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことなどから、市場では円が対ユーロで歴史的な安値を更新する可能性が指摘されている。

ユーロは前日海外で170円前半へ上昇し、4月29日に付けた発足来高値の171円台に接近した。きょうは169円後半で推移した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.07/157.09 1.0810/1.0811 169.81/169.82

午前9時現在 156.98/156.99 1.0811/1.0812 169.71/169.75

NY午後5時 156.93/156.94 1.0813/1.0816 169.70/169.74