Anant Chandak

[ベンガルール 21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.3と2月の60.6から上昇し、8カ月ぶりの高水準となった。

景況改善・悪化の分岐点となる50を32カ月連続で上回った。

HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「約3年半ぶりの強さとなった製造業生産にけん引され、総合PMIの生産指数が急上昇した」と指摘。

「新規受注の伸びは前月を上回り、国内受注と輸出受注の両方が改善傾向を示した」と語った。

製造業PMIは59.2で前月の56.9から上昇し、2008年2月以来の高水準を記録した。

需要が引き続き堅調で、新規受注指数は3年余ぶりの高水準だった。

サービス部門も堅調を維持したが、PMIは60.3と前月の60.6から若干低下した。

全体的な輸出の伸びは過去7カ月で最大だった。