Rodrigo Viga Gaier

[リオデジャネイロ 26日 ロイター] - ブラジルの警察当局は、ボルソナロ前大統領が先月にパスポート(旅券)を押収された直後ハンガリー大使館で2晩を過ごしていたことについて捜査している。関係筋が26日明らかにした。

米紙ニューヨーク・タイムズが25日報じたところによると、ボルソナロ氏は2月12日から14日にかけてブラジリアのハンガリー大使館に滞在していた。

これに先立ち警察は2月8日、ボルソナロ氏のパスポートを押収した。2022年大統領選の結果を覆そうとし、軍首脳らにクーデターへの参加を呼びかけた疑いが持たれている。ボルソナロ氏はクーデター計画への関与を否定している。

裁判所関係者によると、ボルソナロ氏がハンガリー大使館滞在の理由について最高裁に説明する期限は27日に設定された。

同氏の弁護士は25日、友好国であるハンガリーの当局者と連絡を取り、両国の政治情勢に関する最新情報を得ることが目的だったと説明した。

民族主義者のオルバン・ハンガリー首相は極右のボルソナロ氏の盟友で、同氏が大統領選で敗れた後も親密な関係を保っている。