Tim Reid Nathan Layne

[28日 ロイター] - トランプ前大統領の選挙陣営は28日、今年11月の大統領選の選挙資金集めについて、トランプ氏の集金額がバイデン大統領の額に及ばないとの見方を示した。

選挙陣営のアドバイザーは、記者との電話会議で「バイデン氏と同じ額の集金は決してできない」と述べ、集金額の差は、バイデン氏への富裕層の大口献金によるものだと指摘した。トランプ氏の選挙活動は、草の根の労働者階級の献金に支えられていると印象付けようとしているとみられる。

別のアドバイザーは「(トランプ氏は)全米の何十万という草の根の献金者によって支えられており、その全ての支持が票につながるのだから、むしろその方がいい」と強調した。

非営利団体オープンシークレッツによると、バイデン陣営がこれまで集めた資金は1億2870万ドルで、大口献金が占める割合は55%、小口献金は45%だった。

一方、トランプ氏の集金額は9610万ドルで、大口献金が64%、小口献金は36%だった。

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