[アンカラ 17日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は16日、同国は今後中期的な経済プログラム強化に向け手続きを進めると表明した。閣議後に、経済チームが準備に入っており「極めて近いうちに公表したい」と説明した。

「プログラム強化に当たり、公共部門の支出節約、投資の優先、構造改革の加速が主な優先課題となる」と述べた。

また、今年の経済成長率は輸出の好影響で4%に近づくとともに、年末時点の経常赤字は対国内総生産(GDP)比で2.5%になるとの予想を示した。

一方、ユルマズ副大統領は記者団に、財務省と予算当局が公共部門の支出節約を巡り15以上の項目を調査していると説明。国営放送TRTによると、同氏は「支出削減にとどまらず、従来の支出をより効率化・優先し、経済の競争力と効率、社会福祉への貢献度を高めたいと考えている」と述べた。